今日は土曜日ですが祭日なので18時に閉店となりますご注意下さい
さて、今日も朝イチから足廻り作業してまっせぇ~
ワゴンGLで架装もそれなりに施されており50mmブロックでこのような車高に
3インチくらいは落ちていると思います。いわゆる、架装重量によるブロック以上のローダウンになってしまっているパターンです。
ワゴンGLですから、当然ワゴンリーフが入っていますから入力が少し頼りない
今回はフロントがダワダワって事がかなりお悩みの方だったのでトーションバー交換作業だったのですが、肝心のトーションバーサイズを26.9Φか27.5Φで凄く悩みました
ご予約もらった時に車を見て判断したのは26.9Φと思ったのですが、前回見た時よりもフロントがかなり低いような気がしましてねぇ~
見ただけでは判断できなかったので実際にお車を運転させてもらい参考にしようと思いましたが、やはり踏ん切りがきかず
結局、お客様に
「少し柔らかな感じがお好きなのか?少し乗り味が硬い感じがお好きなのか?」お聞きし決定しました
結論は27.5ΦですワゴンGLは悩みますよねぇ~自分の車じゃないし、感覚違って当たり前だし、責任重大です
何度も来店したくないから…と今回はフルセットに近い作業内容
・リアスタビライザー
・コンフォートショック(ショートストローク)
・トーションバー27.5Φ
・アジャスタブルスタビリンク
・オートレベライザー補正キット
・VSCブレーキ補正ブラケット
このような内容です
リア廻りは、いつものようにこんな感じ
純正26510(24.2Φ) ⇒ 27.5Φ 66%UP
かなり太いので乗り心地が硬くなり、悪くなるかと思いがちですが、そんなことはありません
もちろんショックアブソーバーの特性によっても感じ方は変化しますが当社のコンフォートショックの減衰力をもってすれば跳ねっ返りを抑制してくれますのでそれほどまでに太さを感じる事はありません
入力が硬いショックだとトーションバーの太さは妥当でも硬く感じてしまう事も往々にしてあるのでご注意下さい
アジャスタブルスタビリンクも交換されていなかったので交換
リバウンドストップも純正のままでしたから、ショックの長さが足らないのでリバウンドストップの高さ調整してから、ショックを入れました
で、入れてからの画像を忘れました
作業後の画像です
作業時は前後とも減衰力調整ダイヤルを”10”にしたのですが、ピットから出す時にフロントが少し戻りが早かったのでフロンとだけ”11”にしました
試走させてもらい、僕的には硬い感じは全くありませんでしたから、お客様に試走して感想を頂きますと…
「想像していた通りに乗り心地良くなりました。乗り味は硬くありません」
との事
僕的には想像以上の乗り心地になった!と言ってもらいたかったのですが
嘘じゃない生の声を届けたいのでちゃんと書きますよ
と言ってもおおよその調整ですから、今後ダイヤル調整してもらえたらきっと感覚も違ってくるはずと思います
トーションバーの交換を今もなお躊躇されるお客様がおみえになりますが、携帯もそうですがアップデートは必要です。
僕自身も一人で名古屋店を切り盛りしていた12年以上前の頃は、
「一番最後にトーションバー交換しましょう!」と言っておりましたが、色々なハイエースに乗り、色々な体験をして常にアップデートしていっているつもりではいます
車は、セオリーじゃなく、ケースバイケースなのでちゃんとその車その車での選定は大切だなぁ~と思っています。
いつも言いますが、アジャスタブルスタビリンクなんて名古屋店がOPENした当時まだそれほどまでに浸透してないアイテムでしたが、今ではポピュラーでしょ?
これもアップデートされている訳です。
まぁ今もなおアジャスタブルスタビリンクを交換されないショップさんもあるのも事実ですけどねぇ~久しぶりの闇村
釣りをする人なら、すぐにわかってもらえると思いますが、釣竿の弾力を一番活かせる竿と糸の角度って90度でしょ?
スタビライザーを竿として、スタビリンクが糸とするなら、
ローダウンすることによって、スタビライザーとスタビリンクがロアアームの角度変化によって90度じゃなくなる訳ですよ
この角度変化によってスタビライザーが機能しないとまでは言いませんが、効果が半減しちゃう訳です。
ローダウンすればするほど低下しちゃう訳
これの原理こそが、トーションバー交換しなければならい理由と同じなんです。
アッパーアームがローダウンによって立ってきてしまうとトーションバーの力を伝えにくくなってきてしまうから、トーションバーを交換しなければ入力が足らなくなってしまう訳
正直に言うと以前、ブログには曖昧に少しデフォルメして書きました。すみません
トーションバーは円運動なのでローダウンすると同じ量ストロークさせるのにネジリ量は増えるんです!
ネジリ量が増えれば乗り心地が硬くなっても不思議じゃありません。ですから以前上げた動画にもそのようなツッコミコメントありました。
そのような理由から「ローダウンしたら、乗り心地が固くなるから試してみて」って電話までありました
ダブルウィッシュボーンサスペンションはそんな変化が少ないサスペンションだから、高校生でもわかるって書いている人もみえました
でもねぇ~
机上の空論で無いのよねぇ~
実際にATFチェンジャーを設計した元日産の設計士の人にも確認しております。
アッパーアームの角度変化によって、トーションバーのネジリ量が増えたとしてもそれ以上に力の伝達率が減少してしまうんです
この辺りがややこしく思える人もいるのかな…と思いデフォルメして書いたのですが、これが本当の事なんです。
僕は、お給料頂いている身ですから、動画が再生されたって、お給料は同じだし何のメリットもありませぇ~ん。
目立つ意味も全く意味無いんです。
ただ、本当の事を書いているだけなんですよ~
ローダウンなんて、いくらでもできるんですよ。ブロック入れたらいいだけですし、当たるならフェンダー叩けば良い。
暴力的な書き方をすればこんな感じです。言葉が悪くてすみません。
しかし、ショックアブソーバーは動かなければ減衰力を発生できないんです。
100万円のめちゃくちゃ高いがショックが仮にあったとしてもこの道理は同じです。
ストロークしないのであれば乗り心地を確保する事は難しいとお伝えしたいだけなんですよ。
ハイエースがキャブオーバー車じゃなければ、フェンダー嵩上げしてストローク量を大きくしたりする事も出来なくない訳ではありませんが、タイヤの上に座席があるハイエース・キャラバンでは物理的に難しい車だからこそ注意を促している訳なんです。
別にヘビーロワードを非難している訳ではありませんよ。僕も低い車は好きなんで
ハイエースは車高をかなり低くして、乗り心地を確保するって事がビジネスとすると難しいって事をお伝えしたいだけなんです。
ヘビーロワードの製作するこだわりのショップがあるように、乗り心地にこだわるショップがあったって良いでしょ?
そんな感じでギスギスした感覚で読む訳じゃなく気軽に読んで欲しいのです
トーションバーにしかり、アジャスタブルスタビリンクにしかりアップデートが必要って事をわかって下さいね
何だか方向が変になってきたので軌道修正
昼からは、これまたリアスタビとショックアブソーバー交換。
当社では4WD車の場合、ショックを右左逆に取り付けします。
その方が画像のようにダイヤルが見やすいですし、ハンドルを目一杯切った時にでもこれだけのクリアランスがあるので干渉もしません。
4WD車にDIYで取り付けされる方は、参考にして下さい。
お次は、オイル交換
なんと多摩ナンバー
前から来てみたかったんだけど、名古屋城に来たついでに寄ってみたとの事
いくらついでとは言え目的地以外に行くって面倒ですからねぇ~本当に有り難い事です
初めてのルブロスを入れさせて頂きました。
あと、クーラント添加剤も投入
遠方からありがとうございました♪
18時となりましたのでこれにて失礼
では、また
名古屋店より かみむら