さすがプロショップの回答です。
少し私にはわからない点があったので質問です。トーションバーを緩める、トーションバーを締める、共にトーションバーのねじれる量は変わらないと思いますがどうなのでしょうか。
トーションバーを緩めるとアッパーアームの位置が上がり、締めると下がるためです。車両重量が変わらない限りはねじれる量は変わらないと考えています。
ジャッキアップした状態で調整すれば確かにテンションが上がり下がりします。では車両を地面に置いた状態で調整した場合はどうでしょう。車高に関係なくトーションバーボルトのナットには常に同じ力がかかっていると感じるのです。すべてバンプ類など当たっていない場合です。
ですのでなぜローダウンすると乗り心地が柔らかくなるのかが理解できないのです。
トーションバーボルトを締める緩めるのではなくトーションバーボルトの位置で車高を決めているだけなのでは。トーションバーのテンションが変わると言うことは車両重量が軽くなり重くなるということなのでしょうか。
どこのショップを見ても同じことが書いてありなかなか理解できません。間違いだらけの考えだと思いますが厳しいご指摘お願いします。
と、昨日のブログにコメントが入ったので今日も暇を持て余した僕が有言実行でブログに勤しみたいと思います
この方が言ってみえる(疑問に思ってみえる)のは正しく正論です
僕のブログをしっかりと細部まで読んで頂けている方だと解りますそう思うと大変うれしいですぅ~
どこの辺りかと言うと、「トーションバーボルトを締め込もうが緩めようがアッパーアームの位置が変わるだけで常に同じテンションが掛かっているんじゃないの」と言う所です
この図を見てください
昨日の使用したこの図
確かに読者さんが言われるようにアッパーアームの位置が変化するだけでテンションは全く同じです
あれだけテンションが緩むと言っておきながら同じなんです
これは、解りやすく書くために言い訳とお考え下さい
ココから先は完全に物理の勉強ですから、興味が無い方はご退出下さい
一番に関係するのは、アッパーアームの角度
ノーマルの状態のアッパーアームの角度はこんな感じ↓
2インチほどローダウンした車のアッパーアームの角度は↓
イマイチ解りにくいかも知れませんが、ノーマル車のアッパーアームは地面に対してほぼ水平
ローダウン車は、当然ながら水平よりも上方に移動しております
実は、この角度こそがカギなんです
大げさですが、アッパーアームが
水平な状態と
45°くらいに立ってしまった状態
では、どのように違うか見てみましょう
もちろんアッパーアームの長さはロワード(車高を落とした)状態とノーマル状態は同じです
ロワードするとアッパーアームに角度が発生し、ノーマル時と比較すると上の図の①の部分だけ相違が出ますよね
この先が一番重要で難しいのでよく読んで下さいね
ノーマル時とロワード時と同じ100mmストロークする時に同じだけトーションバーをヒネる事になると思いがちですが、
上の図の①の距離が違うことによってロワードされている時は、ノーマル時と比べて絞る量が少なくなってしまうんです
この図を見て下さい
先ほどの図に10mmストロークした時のアッパーアームの位置を書いてみましたアナログな僕はこれくらいの図が精一杯…
②と③の角度を見てもらえば一目瞭然ですね
② > ③
と言うことが良く解ります
「えぇ同じ量のロワードなら角度一緒になるんじゃないの
」
と思う方も多いかも知れませんが、アッパーアームはナックルに繋がってロアアームにも繋がっていますからね角度は少なくなるんです
ココは鵜呑みにして下さい
この角度の差こそがトーションバーをヒネる量を変化させて硬さの違いにつながっていたんですねぇ
ストロークした時に車体が上下しますよね
上下すると言うことは、トーションバーのアンカーアームは固定されていますから車体の上下でトーションバーをヒネってストロークしています
この角度が小さいとトーションバーを”ぞうきん”に見立てると
これくらい
ヒネる角度が大きい(ノーマル状態)だと
こんな感じにギャンギャンです
ギャンギャンって事は当然乗り味は硬くなりますよね表現的にはノーマル時が普通でロワード時が柔らかいんですが「ギャンギャン」って言いたかっただけです
紛らわしいですね
先ほどの図で見ると僅かな差だと思いますが、あの僅かな差が乗れば解るくらいの差になっていることは事実ですので一度体感してみて下さいね
どうですか解って頂けましたでしょうか
これ以上の説明は、もう僕の頭では無理です
ブログや図は書けません
解って貰えることを祈りつつブログUPします
今まで『テンション』「テンション』と書いておりましたが、解りやすく書くだけの為ですすみません
ここまで書いても難しくなりますし、読みにくいだけだと思っていたので申し訳ありません
今後も以前のようなニュアンスで書くと思いますがお許し下さい
では、また
名古屋店より かみむら