昨日、ご予約のお車が入庫
ご予約の内容は、”リア追加スタビライザー取付”&”フロント・スタビライザー交換”の作業
お車がコチラ↓
結構元気よく車高が落ちていますね
しかし、フェンダータッチが酷いと言う事でフェンダーを見てみると
4型の新車なのにすでにタイヤがフェンダーに当たって摩擦の熱で塗装が焼けてしまっています
今のシーズンは冬タイヤ(スタッドレス)の方も多いのでこういった症状は良く聞きます
「夏タイヤの時は大丈夫だったのにスタッドレスに交換してからダメ」
ってな感じですね
理由は簡単、タイヤの外径が一番大きいのがノーマルサイズだからです
ちなみに一般的なハイエースのタイヤサイズを各インチ書いてみましょうか
ノーマル15インチ 195/80R15 外径 693mm
16インチ 215/65R16 外径 686mm
17インチ 215/60R17 外径 690mm
18インチ 225/50R18 外径 682mm
225/45R18 外径 660mm
19インチ 225/45R19 外径 685mm
20インチ 225/35R20 外径 666mm
と、なっています
注目すべきは、20インチと18インチ(225/45)ですね
ノーマル15インチ693mmに対して、直径が18インチ(225/45)は660mmで33mm20インチが666mmで27mmも小さいんです
半径で33÷2で16.5mm 27÷2で13..5mmとなり、フェンダーのクリアランス寸法が夏タイヤより上に書いた寸法分が小さくなるのだからフェンダータッチする可能性はUPしてしまいますよね
ちゃんとインチアップしていてもこれだけ外径サイズ違うなんて知らずに履いている方も多いのでは無いですかね
知らなかったでしょ
20インチは225/35か235/35しか種類が無いので仕方ないとしてもハイエースに取付されているホイールの大きさで一番多いと感じるのが18インチ
当社では18インチのタイヤは、225/50のサイズを推奨しておりますが、意外と225/45の外径の小さいタイヤを取付されている車両が多いのが気になる所だったんですけどね
タイヤ屋さんで購入したよって方も225/45のタイヤ
もホントに多いんですねぇ
なぜだろ
話は戻って外径が小さい夏タイヤの時は、擦らなくてもスタッドレスにして外径大きくなれば…そりゃこうなりますよね↓
でもねご安心ください
ちゃんとバンプストップの高さを調整を含め関連パーツを交換していれば夏タイヤだろうが、スタッドレスだろうが大丈夫なんです
うちの腕の見せ所と思いきや…
お客様はもうこんなローダウンは必要ないとの事なのでローダウンの高さを変更しました
2インチダウンという事でお車を購入されたみたいですが、組み付けされていたローダウンブロックを見てみると何やら大きい感じが
65mmありますね一般的には2.5インチダウンのブロックです
そりゃ元気よく車高が落ちている訳ですね
気になるフェンダータッチもこんな事も原因の一つでした
当社のリバウンドストップと同形状の物が取付されていましたから、バンプストップとリバウンドストップの多分部品間違いと思います
間違っていなかったとしても高さの調整不足です
今回は当社のバンプストップを購入頂けたのでこの部品を取り外しして
リバウンドストップの位置に持っていきましたとさ
ココからミソよ
バンプストップの高さ調整も今回の車両はワゴンGLでショックもトーションバーも交換されていない事や
純正トーションバーは26510とナローの4型S-GL(ガソリン)よりもワイドなのに細いトーションバーな事や
ローダウンの量などを考慮してバンプストップの高さを決めます
大きい物を入れればフェンダータッチはしなくても乗り心地が…
小さかったら乗り心地は上に書いたより良くなるが、フェンダータッチしちゃうしね
その車の仕様や状況に合わせてバンプストップやリバウンドストップの高さ調整大事ね
意外と考えて作業しております
スタビリンクもノーマルだったのでフロントスタビ交換と同時にアジャスタブルスタビリンクを装着して作業完了
マイルドローダウンに早変わり
オーナーさんは見た目よりも乗り心地の激変にビックリされているのではないでしょうかね
他店でローダウンしてフェンダータッチするけど見て下さいって方は多いんです
「他店で施工したから言いづらいなぁ…」
なんて思わずに気になっている事があれば何でもご相談下さいね
ブログの内容が曖昧になってしまいましたので最後に書きますが、
ローダウンしてもバンプストップなど要所要所を押さえていれば通常の走行速度でタイヤは、フェンダータッチしないのでご安心ください
ブログでは書けないような速度域でコーナー突っ込んだり大きなギャップを乗り越えた時には擦るかも知れませんけどね
では、また
埼玉店より かみむら