昨日の作業と動画UPします
今までで一番長い動画ですが、最後に添付しますので是非とも観てやって下さい
当社のデモカーを買っていただいたM様から随分前に依頼されていましたがやっと作業しました
ローダウン量が決まらなかったのと色々とワケ(理由)がありまして
今回はCRSさんの66mm(2.5インチ)ローダウンブロックを使用しました
ユーアイにもローダウンブロックが存在します
ユーアイは、ひねくれ者なので一般的なインチ表示じゃなければ、25mmから75mmまで5mm刻みで販売しております
当然65mmのローダウンブロックも存在します
では、なぜCRSさんのローダウンブロックを使用したかと言いますと
それはですね!一言で言えば”スーパーロングだから”
何が違うのかと言いますとスーパーロングと標準ボディ・ワイドボディとローダウンに関して何が違うと思いますか
ローダウンに関してですよ
答えは、プロペラシャフトの長さですね
標準ボディ・ワイドボディプロペラシャフトが1本物に対して
スーパーロングは、センターにジョイントがあり2分割されております
その為に、ローダウンブロックでローダウンするとプロペラシャフトに角度が標準ボディ・ワイドボディよりもついてしまうワケです
では75mmくらいローダウンしてこないと角度はそこまで必要無いのでユーアイのブロックは角度付きにしておりませんが、スーパーロングの場合は65mm以上ローダウンになってくるとブロックに角度がついていた方が良いのです
これを”シム角調整”と呼びます
ジョイント部分を上方に位置変更するとか?ハイラックスのエクストラキャブだったりはジョイントカバーを前後ろ入れ替えると角度が補正できたりするのですがそう言った事をしないと”異音”が発生してしまいます
シム角調整は大切な事なのです
CRSさんの2.5インチローダウンブロックには、当社のブロックには無いシム角がついているので今回はCRSさんの物を使用したワケです
説明が長かったですねぇ〜
どんな音かと言いますとアクセル”ON”の時は異音は無いのですが、アクセルを”OFF”した時に
「ガーゴロ・ガーゴロ・ガーゴロ」
と何とも言えない変な音がします心地よい音じゃ無いのとそのまま放っておくと故障の原因となるので上のような音がアクセル”OFF”時に異音がするのなら、シム角調整した方が良いと思います
「だったら、どうせならシム角はついていた方が良いじゃん」
と思う人も多いと思います
書き出すと長くなるので詳しくは書きませんが通常、純正バンリーフにはリーフの一番上にシムが標準でついてます
見えにくいですよね
ブロックくらいの大きさのプレートに緑色の矢印が指している部分に小さなプレートが溶接された物が純正バンリーフの一番上にセンターボルトで噛まれております
これで一応シム角を調整してくれているんです
コレクションがあったので撮ってきました
これなら見えますね
でも純正ワゴンリーフにはこのシム角プレートは取付されておりません
そう言った違いもあるので一概に角度がついていればOKついてなければNGとも必ずしも良い事でも無いのも事実です
厳密な事を言えばローダウン量や車種やリーフに合わせて”シム角調整”はしてあげた方が良いのは事実ですねぇ〜
これはトーションバーと同じでこの車ならこうと言う方程式では表せ無いので難しい所なんです
その上でざっくり言うと
75mm以上はシム角があった方が良いし、50mm以下のローダウン車であればあまり必要無いと思います
40mmくらいででシム角ついているとつき過ぎてしまって逆効果な事もありますので気をつけて下さい
そう言った理由があってユーアイのブロックは75mm以上しかシム角をつけていないんですつける事は簡単ですが、付けなくても良いと判断して付けていないだけです
しかし、今日の本題のスーパーロング車の場合は、60mmくらいからシム角が必要だと思っているので他社さんのブロックを使用してローダウンしているワケ何です
標準ボディ・ワイドボディのロンボディの場合は、プロペラシャフトがジョイント無しの一本物なので角度はあまり必要無いですが、積載量によるナチュラルローダウン+ローダウンブロックによるローダウンもあればシム角必要かも
言葉ではなかなか難しいんです
今回のお車は、試走してもらっても違和感無いのでOK
「当社の製品が一番良い当社の製品を買って下さい
」
と言うスタイルではなく、あくまで取付する車や使用に合わせてアイテムや意味を知った上でアイテムを選別する事はとても大切な事だと僕は思っております
生意気ですねすみません
何か言われるかもしれませんが、でもね何でもかんでも良いからと言って売りつける所もあるので警鐘を鳴らしているだけです
車屋さんで良いと言われたから付けたけど意味がなかった‥一体何が違うの?と来店された人に聞かれる事も本当に少なく無いんですもん
そう言った背景もあって、遠方からわざわざ名古屋店まで足を運んでくれる人が多いのも事実だと思います
良いと!言われたのであれば、どう良いのかなぜ良いのか
をしっかり聞いた上で判断して下さい
さて、こちらの車は、ブロック交換作業の他にCRSさんのボンネット交換して‥
作業後の画像撮り忘れた
間欠ワイパー無しのワイパーレバーをSーGLなどの間欠ワイパーレバーに変更
やっぱりワイパーは間欠必須でしょ?
お次の作業は、グラデンRC165スピーカー取付
のついでに天井のフェリソニ施工した時に剥がしたフェルトをドアの内張に貼って欲しいとの事で
一年前にお持ち帰りになられた防音フェルト
廃材でバージョンアップ素敵ですね
フェルトを貼り付けする時は3M(住友)のスプレーのりにしましょうねこのスプレーなら匂いが少ないのでオススメです
さて、最後に冒頭に書いた動画を貼り付けしておきますので少し長いですが、トーションバーの交換作業を声入りでお届けしておりますので最後まで観て下さい
では、また
名古屋店より かみむら