今日は、お盆明けのオイルラッシュから、一変し穏やかなモードです
そんな時には、新車の作業をボチボチしております
昨日、スライドフロアを取付した車なのですが、足廻りをイジイジしてます
その話は少し置いておいて、タイトルにある事を書いていきたいと思います
さて、今日の話題は「リーフ交換」でございます
当社は、オプティマリーフやコンフォートリーフなど乗り心地が良くなるリーフを取扱しておりますが、今日は違うリーフを取付していきます
そのリーフと言うのが、「純正3型2WDリーフ」です
なぜ、オプティマリーフを使用しないかを説明していきましょう
お客様の中には、乗り心地が良くなると言うことでリーフ交換してみえる人も多くみえます
でも本当にそうなんでしょうか
リーフもTPO {Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)}に合わせる必要があります
確かにノーマル車高でリーフを交換するのは良い方法だと思いますが、今回作業した車というのがコチラ↓
名古屋店には珍しいヘビーロワード車でございます
ヘビーロワードになるとホーシング(車軸)とホーシング上のバンプストップまでの距離が短くなります
ストロークが減るって訳です
ストロークが減ることによって、ホーシングがバンプによく当たります
リーフを交換すると走行中の上下の動きが純正より動くようになるので乗り心地が良くなる訳です
その原理で乗り心地が良くなるのにストロークが短くなるのです。
ココまで書けば、もうお解りですよね
ヘビーロワードの場合は、リーフを交換するとリーフが上下に動きすぎてしまって、ホーシング(車軸)がバンプストップに当たる、バンプタッチの回数が激増していまい、乗り心地があまり良くならないんです
乗り心地が悪化してしまうと言うよりも乗り心地が悪く感じてしまうケースが多くなるんです
乗り心地を良くするためのリーフが、乗り心地を悪く感じさせてしまうんですよ
ミイラ取りがミイラになると、でも言いましょうか
せっかくお金を掛けたのに意味の無い物になってしまっては意味が無いので今回は、お客様の要望や好みもあり、選定したのは上にも書いた「純正3型2WDリーフ」という訳です
なぜ、このリーフにしたかと言いますと、
・ロワード量を考えて、リーフを改造するつもりは無かった
・当社のショックに変わっている
・あまり初期入力が硬くない純正リーフ
という点やその他もろもろの色んな事を考えてこのリーフにしてみました
こうやって書くといかにも考えてるって感じになるでしょ
考えているフリですよフリ
で、外したリーフがコチラ↓
この画像で1型2WDとわかる人は、マニアックです
で、交換した画像がコチラ↓
車高は、入庫時と同じ高さにして欲しいという依頼だったんです
リーフ交換して地上に置いてから最低1回は、ブロック交換をしないと合わないかなぁ~と思っていましたが、まさかの1発で合ったので自慢気にオーナーさんに数値を見てもらいましたとさ
これはまぐれです
作業は作業で良いのですが、問題は乗り心地ですよね
今朝、お客様に連絡を入れると
「ヘルパーリーフのゴムにタッチした状態で、なおかつヘルパーリーフの純正ゴムのままなんて硬めでゴツゴツした感じがすると思っていたら、思ってたよりもいい感じです」
との事です
で、なぜ今回リーフを交換したかと言うと…
1型のリーフであの車高で50mm(2インチ)のブロックを組んであの車高だったんですわ
少しいたずらな事はされていましたけどね
リーフの馴染み(ヘタリ)で可動域が少なくなってしまっていたのでリーフを新調したという訳です
可動域というのは、バンプストップのバンプタッチまでの距離ではありませんよ
リーフが動きやすい弓なりの角度を保っているかの問題ですからね
詳しくはコチラのブログをどうぞ ⇒ 足廻り講座!上級編かな!?2011/3/08
そんな理由もあって、乗り心地良くなったと思います
で、足廻りの次はフェリソニのスライドドア施工
ここは時間も無いのでサラッと流しますね
次の作業はトーションバー交換
お車コチラ↓
今日のブログは低い車が続きますね
珍しい
ダンピングでフェンダータッチが酷いらしいです
こちらのお車は、他店さんでローダウンして、トーションバー交換してありました
しかし、太さが問題ね
お車は、ガソリン車3型標準ボディS-GLです
ローダウン量は3インチ以上ダウン
純正トーションバーの太さは、24.2Φ(26510)
で、交換してあったトーションバーは当社の25.7Φ
当社のトーションバーでも、この太さは2インチダウンくらいの太さです
24.2Φ ⇒ 25.7Φ 27%UP
お客さまは、このトーションバー(25.7Φ)に交換しただけでもかなり効果があり、交換してよかったと思っていた…との事
しかし、ローダウン量がローダウン量なんでね
これでは足りません
で、今後ショックアブソーバー(現在ノーマルショック)も交換したい気はあるとの事だったので27.5Φに交換させて頂きましたとさ
太くなる事を心配してみえるようでしたが、まぁ硬すぎて乗れない事もありませんから27.5Φにしましたとさ
あとは、バンプストップの高さ調整とアジャスタブルスタビライザーリンクの長さ調整とリテーナープレート(ワッシャー)が違う組み方されていたので手直しして完成
感想も聞きたかったので、作業後に試走に行ってもらうと…
「全然イイ帰りの道が楽しみになってきました
」
との事
キャンピングカーだと重さによって、トーションバーの太さ選定しなければいけませんし、ローダウンであればローダウン量や重さ等によって選定します
せっかくの物でもちゃんと合っていなければ交換してあってもね
あまり意味の無い物でも仕方ありません
方程式のように1+1=2と言えるのであれば簡単なのですが、なかなか難しいんです
TPOに合わせたアイテム選びって本当に大切なんですよ
では、また
名古屋店より かみむら