少し前に書いたブログのコメントに
「ブログをいつも読んでますが、何故オイル交換を上から抜いているのかが解らない…普通は下からでしょ」
と言った内容のコメントがあったので少しタイムラグはありましたが、ご説明をさせて頂きます
まぁ確かに本来であれば下抜きの方が親近感はあるかも知れませんね
なぜ、当社が下抜きじゃなく上抜きをしているのかと言いますと上抜きの方がかなりメリットがあるからなんです
まずは、そのメリットを箇条書きで説明させてもらいましょうかね
①オイルドレンボルトの締め忘れが無い=オイル漏れが無い
当然、下のドレンから抜かないのでドレンボルトの締め忘れが無いのでオイル漏れも無いですし、ドレンボルトの締め過ぎによるネジ山の崩れも防ぐことができます
②ドレだけの量のオイルが抜けたのか一目瞭然ですから、エンジン状態を確認できる
抜けたオイル量を目視できるので前回5L入れたのに4Lしか抜けないとなれば、1Lオイルを食ってしまっている…といったエンジン状況を確認し易いんです
「そんな事言っても下抜きの方がオイルを全部抜けるでしょオイルが残っていそうで気持ち悪い
」
と思った人も多いはず
僕も最初はそう思いましたが、そんな事無いんです
名古屋店の開店当初は、当然下抜きしてましたからね
ガソリン車1TRだと下抜きの時は4.5Lくらいしか入れれ無かったんです
しかし、今は上抜きですから5.0L抜けます抜けたら当然5.0L入れます
そんな事ってあるの
と理解してもらえない方もお見えになるのでアナログですがこんな絵を書いてみました
オイルパンの厚みですと、ドレンボルトのネジ山(タップ)が立てれません
当然、その部分には厚みを出すなり、タップを立ててある鉄板などを溶接してあります
その厚みの分のみオイルパンの底にオイルは残ってしまうんですね
この汚い絵でお解り頂けましたでしょうか
上抜き君の導入してから、下抜きして抜き切ってから上抜き君で抜くとやっぱり少しオイル抜けますからね
試した事もありました
上抜きのホースがオイルパンの底まで到達してくれるのでほぼほぼ吸い取れるようです
あと、上抜き君の最大のメリットが、2型のディーゼル車のオイル交換時なんです
2型のディーゼルだけは、燃料がエンジンオイルに希釈されて、距離を走るとオイル量が増えるんですねぇ
大げさに言ってしまうと、5Lしか入れて無いのに6L抜けたりすることだってあるんですよ
ですから、2型のディーゼル車だけは、抜けた分よりも少なめに入れるとか考えれる事が出来るようになるので上抜き君を使用しているんだよん
「そんな事言われてもなぁ…ディーラーさんとかも下抜きだから普通は下抜きじゃないの」
という意見がある方
今現在は、上抜きが外車ディーラーさんとかも多く主流になりつつあります
もう2016年ですもん
「昨日の常識は今日の非常識」って言葉もあります日々進歩していってますからね
外車は、エンジン下がアンダーカバーで覆われていてジャッキポイントすらも解らないような車もたくさんありますし
まぁ当社はハイエース・NV350専門店なので関係ないのかも知れませんが
そういう時代背景も関係していますし、当社ではメリットを尊重して上抜きを推進しておりますのでご理解とご協力をお願い申しあげます
最近は毎日ブログ更新できてますので逆上って見て下さい
では、また
名古屋店より かみむら