昨日、お客様に「最近ブログ書いてないな」と言われてしまいまして
まぁ本当の事なんですけどねぇ~読み手も様々で、
「かみむら君のブログはダラダラと長いから最後まで読みたく無くなってしまう」
と言う人もみえる訳で僕は、まんべんなく当社の色々な子が書いてくれれば良いなぁ~と思っているんですけどねぇ
そんな事を言っても僕にしか書けないようなブログもある訳ですから今日は最後までお付き合いお願い申しあげます
と、言っても読んでもそれほど意味があるブログでもありませんし、今日もダラダラと長いんですけどねぇ
さて、ブログに入ります
そこまで大勢の方に言われる訳では無いのですが、
「ローダウンはしたいけど乗り心地は硬くしたくないからトーションバーは硬い(太い)物を入れたくないショックアブソーバーも柔らかい仕様で」
と言ったご希望をおっしゃるお客様もみえます
当社は皆さんご存知の通り、ハイエース屋さんですからお客様がご希望のようにお車を作りたいのは嘘ではありません
しかし、このローダウンしながら乗り心地を柔らかくと言ったご希望はローダウン量によっては無理があるのです
「なんでよトーションバーがノーマルならローダウンすればテンションが落ちて柔らかくなるじゃん
」
と思った方大正解
でもね毎度書きますが、当社がオススメしているローダウン量は2インチ(50mm)くらいまでです
この2インチまでの間であれば、それほど乗り味を硬くせずにローダウンできますが、2インチを超えてくると話は別です
皆さんご存知の通りローダウンする時には、ストローク量を確保する為にバンプストップを交換しますよね
コチラの画像は4WD車ですが、2WD車も同様にバンプストップを交換してストローク量を確保します
しかし、あまりにも小さいバンプストップを入れるとストローク量は増えますが、タイヤがフェンダーに当ってしまいますのでタイヤがフェンダーにタッチしない程度の大きさのバンプストップを入れないといけませんこれが大切で肝になります
ココから内容が少し難しくなるので考えながら読んで下さいね
このフェンダータッチしない程度の高さのバンプストップを入れた時ローダウンしていないかのようにローダウンした分だけストロークするような高さのバンプストップにすればいいんです
しかし、ハイエースの限界点は低いんです
先ほど言ったようにフェンダータッチしないようにするバンプストップの高さを調整すると…
2インチ(50mm)ローダウンの時も3インチ(75mm)ローダウンの時もフェンダーの高さは、ほとんど同じなのですから、バンプストップの高さはほぼ同じになりますと言うか、なってきます
ほぼね
バンプストップの高さは、ほぼ同じでローダウン量が違う
と言うことは、ストローク量が少なくなると言う事
ストローク量が少ないのにサスペンションが柔らかかったら、どうなりますか
そうですねサスペンションの全ストロークの回数が増えます
場合によっては道路の段差全て全ストロークしてしまうケースもあるでしょうねぇ
そうなってくると、ショックアブソーバーに掛かる負担も増える訳ですよ
そりゃそうでしょ
同じ道で、30mmストロークしている揺れを止めるか
15mmストロークしている揺れを止めるか
どっちの方の負担が小さいかって言ったら、15mmストロークしている揺れを止める力の方が負担が小さいでしょ
同じ段差で同じ車速度でストローク量を少なくしようとすると
・トーションバーの交換
・ショックによる入力(縮み側)の制限
と、なってくる訳なんです
ココまでは解って頂けましたでしょうか何せ文才が無いので判りにくくて申し訳ない
トーションバーの交換もこれまた何回もブログに書いてますが、トーションバーは「大は小を兼ねません」車両重量やローダウン量、好みに合わせて選別しないといけません
これが一番難しい所ですねぇ~
当社が2WD用は25.7φと言う他社さんが出していないサイズなのは、当社がオススメしている2インチ(50mm)ダウン車両(標準ボディ・ガソリン車)用に専用設計したからなんです
それ以外のローダウン車両にはリムさんのトーションバー26.0φと27.5φを仕様に合わせてチョイスしております※4WDは除く
何も考えていないようで僕も一応考えております2WD専用トーションバーも2回作り直しして自分の車で試して納得の行くものにしましたからね
僕の自信作です
と、言っても名古屋店のお客様は2インチダウンを薦めているのにヘビーロワードが多いのでリムさんのトーションバー出番が多くて少し寂しいですが
脱線してきましたので話を戻します
ストローク量が少なくなった分、ストロークしないようにトーションバーやショックアブソーバーの交換によってサスペンションを硬くする必要性があるんです
「そんなの車屋なら何とかしろ」
と言うような厳しい意見もあると思います
ハイエースがキャブオーバー車(座席の下にタイヤがある車)で無ければフェンダーの位置を変えてタイヤがフェンダーに干渉しないように出来ますがハイエースはキャブオーバー車
フェンダーの位置を変えればシートが収まらないしドアの処理も物理的に難しいですよ
玄武さんから、RCジョイントやタイロッドエンドが販売されてある程度までのローダウンはカバー出来ますが、ダブルウィッシュボーンのアッパーマウントの角度がつきすぎるのでアッパーマウント位置を変更とかなるともう凄いカスタムになってきてしまいます
ハイエースは、ヘビーロワードするとアッパーアームに角度がつきすぎてアッパーアームのボールジョイントの油漏れ等の問題があるので簡単では無いんです
ねこんな感じにしないと無理なんです
このお車はタイヤの逃げを作る為に14cmほどシート位置を上方へ移設されています
脱線ばかりで申し訳ありませんが、こんな事を考えると当社のオススメローダウン量が2インチ(50mm)までと言う理由が解ってもらえるはずです
ヘビーロワードして乗り心地が柔らかくしたいと言う事は、矛盾したことだと気づいて頂ければ幸いです
矛盾する事はやっぱり不可能なんですねぇ
ただ闇雲にローダウンしても走行性能を犠牲にするだけで運転による疲労を大きくするだけ
ローダウンしても快適なカーライフを送りたい方は、ちゃんと自分の車の仕様(S-GL、DX、ディーゼル車、ガソリン車、好み)などカーショップさんに相談して、ちゃんと親身になって相談にのってくれるお店を探してみて下さい
”所変われば品変わる”じゃありませんが、お店によって考え方も違いますが、話していけば知識などあるのか
無いか
は、何となく解るはずです
「ディーラーだから」
「車屋さんだから」
という事は通用しないような気がします他社さんで行なった作業を何度も手直ししていますからね
僕も偉そうに書いてますが、トーションバー車とリーフ車しか判りません20歳の頃からずっとトラックに乗り、周りのみんなも乗っていたのでトーションバー&リーフ車しかイジイジと触ってないですからね
コイル車はたまに触るくらいだったので自信は全くありませんサス交換できるくらいです
知識もあって、ちゃんとお客様の事を考えて親身になってくれるショップを探して下さい
最後になりましたが、2インチ以上ローダウンされている方は、トーションバー&ショックアブソーバー交換のご検討してみてはどうでしょうか
ちゃんと選定したトーションバーなら交換しても乗り心地は硬くなりませんから
もちろんローダウンしてないけど、こんな不満が…というご相談もOK
ご不明な点があれば僕まで電話下さいまし何でも相談にのります
では、また
名古屋店より かみむら